1ヵ月ベビーシッターとして育児に専念してみた


子育てに専念した1ヵ月



僕は、7月の中頃に退職し、
新しい職場での勤務までの期間(約1ヵ月)
家で、息子(0歳1ヵ月)と妻と共に過ごした。

多分、人生の中でこんなにたくさんの『家族』の時間を共有する機会は
この先めったにないだろうと思い、
ブログでその生活の思い出や気付きなどを残そうと思った。

この生活で感じた事は
『母』という存在の『偉大』さと
子育ての大変さだった。

そして、なによりも
息子の『愛しさ』を最大に感じることができた。

そして、ブログを書いていこうと決めたのも
この『転職』がきっかけだった。



家事と育児の両立の大変さ


まず、最初に感じたのは
『家事』をしながら、『育児』をするという事の厳しさだった。

赤ちゃんの0~3ヵ月頃の生活リズムは一定ではなく、
いつどのタイミングでお呼びがかかるかわからない

なので、朝起きて
布団を片づけて歯を磨く時間だったり
朝食の準備なども中断する事なんて当たり前だ。

そして、何が不快で泣いているのかわからない時もたくさんある
これは最近泣き方でわかるようになってきた)

僕は、子どもが生まれるまで、
それなりに家事を手伝ってきたつもりだった。

そして、なにより僕は『保育士』だ。

だから、自信しかなかった。

そう、正直甘く見ていたのは言うまでもない…

現実は過酷だった。

妻の行っていた『家事』全般はほとんど僕が率先して行った。
しかし、『妻』『僕』の家事の行い方に『差』がありすぎた。

妻曰く、「もう少し丁寧にやって欲しい」
という要望だった。

『食器洗い』は『食器を洗えば良い』としか思っていなかった…

しかし、油のついているモノに重ねないことだったり
片付けながら、食器を洗う事だったり、
効率よく行う方法を僕はできてなかった。

もちろん『水』の出しっぱなしも指摘された。

洗い物の事を考えつつ、『節約』の事も頭の中に入れ
行動している素晴らしさに感動した。

それと同時に、自分の無力さに気付かされ
妻に八つ当たりしてしまう事もあった。

なんて醜いんだろう、あの時素直に『ありがとう』と言えれば…
と反省している。
だから今は、常に感謝をしている。

洗濯機の使い方もわからない事だらけだった。

水道代の節約のために、浴槽の水を使うのはわかっていた。

しかし、汲み取りのホース内の水を細かく排水する事までは知らずに
ホースをただ片付けるだけと思っていた僕は、
溜まっていた水を、洗面所の床に排水してしまい、こっぴどく叱られた…

洗濯機のボタンがこんなにたくさん付いているのも改めて知った瞬間でもあった。


家事もそうだが、
普段みていないTV番組も、少しだけ見るようになった。

『ヒルナンデス』という番組を最初から最後まで視聴したのは初めてだった。

また、曜日によって企画が違う事、出演者も変化する事に気付いた。
(曜日で変るのは『笑っていいとも』くらいだと思っていた)

昼過ぎには、『主婦』向けのTV番組が豊富で
グルメだったり、流行りのファッションなどを知る事ができ、
かなり勉強させられた。

そして最近、アナウンサーの名前も覚えるようになった。

子育ての話に戻るが、保育園の頃と比べ
『子ども』に関わるうえでの気付きが自宅では別のものだった。

保育園では、何人もの子どもの『見守り』を行って
立ち位置や死角を作らないように考えて行動してたので、
子どものちょっとした表情などに、気付く事が少なかった。

しかし、今こうして息子と一緒に過ごしてみて
たくさんの表情の変化だったり、
体重や身長のわずかな『成長』を身近で感じることができている。

今の僕が、また保育園で働くとしたら、
子どもの表情などを細かく観察し
親との『成長』のシェアをたくさんしたいと思った。

そして、なによりも

『父』または『親』としての『心』も同時に育まれているように思う。


『妻』への『感謝』
『日常』への『感謝』の心を絶やさず、
そして『言葉』にすることで
『自分』の行動や、話す言葉も変化してきたのだ。


これは、子育てをして1週間後に気付けた事だった。



妻への感謝と夫婦の関係の変化


『感謝』の気持ちをもちながら
日々過ごす事で、妻の対応にも変化が現れた。

息子は、母乳のみで育っている。
『母』である妻の授乳だけは代わってあげることができない。

とても辛いのは、
夜中に毎回起きて、授乳する事だ。
2時間おきくらいに起きて、眠たい中授乳する。

妻のストレスはとてつもない状況だった。

しかし、僕が『感謝』の気持ちをもち
『行動』が変化することによって

『妻』にも心の余裕がうまれてきたのだ。

妻の表情は常に明るくなり
『言葉』も優しくなった。

それは2週間目のことだった。

それからというもの
『育児』が楽しくなった。

2人で一緒に息子の寝顔をみて微笑んだり
抱っこの取り合いをしたり
ご飯の献立を一緒に考えながら買い物をするようになった。

『父』と『母』が協力をすることで
『家族』のベースは豊かになり、
こんなに楽しく過ごせるのだと感じることができた。

世の中には、
『母子家庭』や『父子家庭』という世帯の『家族』がいる

2人で協力することの困難な家庭の場合は、
1人で2人分を背負う事になる。

そう考えると、僕が過ごしたこの日々の1週間目の状態が
長い間継続するのと同じ感覚という事だ。

改めて、ひとり親世帯の家族は素晴らしい『絆』と『根性』があると思った。

現代社会では、『当たり前』と言えない世の中になってきている。

今、生きている事も『奇跡』として受け取れるかで
その人生の価値が決まるといっても過言ではない。

だから、僕は毎日『感謝』する。

今日という日は今日しかない。

今生きているこの瞬間を全力で生きようと感じ、
人生で大切な事を教わった1ヵ月であった。

これからも、『妻』と『息子』と『家族』と共に
最高な毎日を作り上げていこうと思う。

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