【子育てと環境について】環境の変化がもたらす現状

環境の変化で起こる子育てへの影響


1.子育てにおける環境とは?


環境といっても、たくさんの意味がありますよね。
例えば…

・家庭環境
・友達関係
・学校
・地域とのつながり
・背景

『自分』を取り囲むすべてが『環境』だと言えます。

僕は、このなかでも

『家庭環境』が最重要だと考えています。

海外の、ADHDに対するアンケート調査によると
『薬物療法』よりも『家庭環境の改善』による
子どもの『変化』が大きかったというものがあります。

また、それらを繋ぐ要因の1つとして
子どもと親が育まれた家庭の『背景』も重要です。

僕の、家庭環境の背景については、別記事でご紹介していますので
そちらも是非ご覧ください。


現在の子育てに関する『知識』として
『叱る』よりも『褒める』ことの大切さ
という記事はたくさんあると思います。

しかし、
『褒める』よりももっと重要な事があります。

それは、『承認』することです。

『承認』とは、他者を認めるということです。


この『承認』があって初めて
『褒める』または『叱る』という行動が
子どもの『心』に届くのです。

すなわち
『承認』というのは環境における『ベース』(基盤)になるという事になります。





2.背景がもたらす子育てへの影響


『人』は『人』から生まれてきます
そして『人』に育てられ、『大人』へと成長していきます。

しかし、世の中には『人』に育てられなかった『人』もいます。

動物に育てられた子』も存在するのです。

動物に育てられた子どもは
保護され、人に育てられたとしても
すぐには、『話す』『道具を使う』などと高度なスキルを獲得することは困難です。

これらは、『背景』が『環境』と密接な関係である事を証明しており

『家庭環境』が『人』を育むといえるでしょう。

僕の場合は
『父』のいない環境で育ってきました。

なので『父』の『愛』というものは知りませんでした。

しかし、『母』の『愛』というのはとても感じていました。

『愛』というモノは形がありません。
そして、『愛』そのものが『純粋』であれば、
誰からの『愛』であれ、その子どもへの影響は『純粋な愛』となり伝わっていきます。

もちろん、家庭環境も1つとは限りません。

家庭環境にもたくさんの形があります。

母親のみ
父親のみ
両親のいない     
両親がいる
夫婦のみ

色々な家族がいます。

『万引き家族』という作品はご存じでしょうか?
https://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/ ← 音声に注意してください

樹木希林さんやリリーフランキーさんらを中心とする
『ワケあり』な人々が集まり、一緒に暮らす物語
そこで生まれる『絆』と『愛』
これが1つとなり『家族』という集団になる

人間性のあふれる作品です

話を戻しますが、
世の中には、たくさんの『家族』=『世帯』がいます。

総務省の統計では(H27調査最新)

夫婦のみの世帯=10,718,000世帯
夫婦と子=14,288,000世帯
父と子=703,000世帯
母と子=4,045,000世帯
夫婦と両親=191,000世帯



というデータとなっています。

また過去と比較すると

現在に近づくにつれ

『夫婦と子の世帯』と『夫婦と両親の世帯』が減少し
それ以外の世帯が増えているというのが現実です。

すなわち、従来の家族という概念は減少し
一人親の環境が増えていることにより、
両親がいて『当たり前』という時代ではないのです。

なので、今ある『環境』は『当たり前』ではないという事を理解し
『感謝』することが大切ということに気づかされます。

僕は今
子どもが生まれ
妻と共に子育てをしています。

家事をする事もとても増え、
僕は慣れないことにとても窮屈さを感じていた時期もありました。

夫婦で討論になり
何度も喧嘩する事もありました

だけど、その瞬間でも
なんでも受け止めてくれる『妻』の存在に
『感謝』することが大切なんだと気付きました。

そうするうちに家庭の環境は良い方向へと進むようになったのです





3.最後に


僕は、『Twitter』のなかでも
『感謝』のツイートを心がけ発信しています。

それは、
今回のテーマでもあるように

『今ある環境は当たり前ではない』

という事を皆さんに気付いて欲しいと思っているからです。

朝起きて、太陽が昇っていること
食事が摂れること

すべては『環境』を取り巻く『背景』があるから

ありとあらゆる『存在価値』に感謝をし
日々過ごしていると、思いがけない発見があります。

それは、
『自分が変化していることに気付く』という事です。

僕の尊敬している脳科学者『茂木健一郎先生』も言っていますが

『人間、褒めるべきタイミングは、自分が変化した時』

とおっしゃっています。

そして、その『褒める』ことを効果的にすることが

『承認』である

と『鴨頭嘉人さん』が気付かせてくれたのです

もちろん、『相手』に対しても同じことがいえます。

しかし
『相手』の変化に気付くというのは
しっかしりと『観察』していなくてはできません。

これらは、全て『感謝』から起こせる行動となります。

最後になりますが、

『行動』とは『感謝』です。


皆さんも、『感謝』の気持ちを忘れることなく
今ある全ての奇跡を『体』で感じ生きて下さい。

よければ、別の記事もご覧ください。