ご褒美はやる気を低下させてしまう?!
子どもは『やりたいからやるだけ』
最近は、子どもとの関わりの他に
たくさんのお母さんお父さんと関わりをもたせてもらう
機会が増えてきました。
これも『世界一の保育士』として活動する
私にとって、大きな前進となっています。
そのなかで、多くの悩みとして相談される事が
子どもをいかにコントロールすればよいのか?
子どものやる気を引き出す技術はないものか?
そのような相談事例がたくさんあります。
結論からいうと、それは干渉のしすぎです。
まず、人間は相手をコントロールできるものではありません。
それは大人でも、子どもでも、一緒です。
コントロールできているように見える人もいますが
そもそも相手が自分の意志で行動しているだけであって
結果、コントロールしている側の
単なる思い込みでしかありません。
洗脳やマインドコントロールも同じです。
子どもはもっと素直で、
『やりたい!』と『やりたくない!』の差はとても大きく
尚且つ、はっきりしています。
まずは、人間は人間をコントロールできないという事を理解してください。
報酬ほど人間力を低下させるものはない
褒めて伸ばす!
この言葉とこの理念が昨今では多大なる支持を受けています。
しかし、本当にそうでしょうか?
『ABA応用行動分析』や『コモンセンスペアレンティング』など
様々な子育てに関わる方法に、この『報酬』というものが扱われています。
全体的な行動理論だと、『オペラント条件付け』と呼ばれています。
この行動とそれを強化(増幅させる)するものに、報酬(結果)という
刺激を与えることで有名な話ですが、
それは、方法としては間違っていませんが、長期的に考えると
不適切である、という事も知っておいてください。
なぜならば、人間は『報酬』をもらう事で、
もともとあった欲求(内発的な)が阻害され、
報酬がなくなると、やりたくなくなるからです。
それらをしっかり踏まえて、皆さんに提供しているのでしょうか?
ABAで納得できる部分は
理論だけ。
実際に子育てに役立てる事ができるのか?
と聞かれたら、私はやりませんと答えます。
コモンセンスペアレンティングにおいては、
期待値・育みの基本についてはとても参考になりました。
また、見せて話すというスキルも役立ちます。
ただ、私の考えでは、それだけです。
報酬は動物に餌を与えているのと同じ
馬の目の前に人参をぶら下げておけば、『走る』というものは有名ですよね?
でも、馬ってそもそも人参がないと走らないんですかね?
その本質にたどり着くことができる方は、もう話は終了です。
人間にも同じ事が言えます。
お金が欲しくて働く事はもちろん、褒められたいから勉強をするだけなのでしょうか?
お金が欲しくて働いているのに、
『給料が安い』とかぼやいている人たちはなぜなのか?
皆さんはどう考えていますか?
というより、お金が欲しくて働くのであれば、
同時に『節約』だったり『資産運用』などの勉強も
もちろんベースとなっているわけですから、
未来(死ぬまで)のプラン設計もできているに違いありません。
それならそれで良いです。
じゃぁ、子どもに人参をぶら下げ続けて下さい。
終わりに…。
最近は、本質にこだわり生きていることが多いので
このような批判系の記事も増えてくると思います。
しかし、批判できるという能力は
それらを学んでいない(知らないと出来ない)できない能力である事も事実です。
だから、私は良い情報のみを抜粋し皆さんに
お届けできるように記事を更新していきます。
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