子どもの主張と傾聴スキル【全力で子どもと関わってきたからわかる事】





子どもの主張を子ども目線で考えた事ありますか?
例えば、
「勉強をしたくない」
「片付けをしたくない」
などの「~したくない」系の言葉って頻回に聞きますよね。

じゃあ、反対に
「勉強したい!」
「お部屋をキレイにしたい!」
などの「~したい」系の言葉って何回聞けてるでしょうか?

行動としては、
「~したい!」という言葉の方が
断然ポジティブですよね。

どうしてネガティブな言葉が豊富になってくるのでしょうか?

それは、
『環境』の問題です。

親が、「~しなさい」と指示を出す機会が多い事ないですか?

それは、子どもの事を思って
「~したほうが良いよ」と教えてあげている行動だと、
あたかも、ごもっともな事を言っているように
思い込んでいませんか?

子どもは大人以上に、
好奇心旺盛で
何でも自分で『やりたい!!!!』と思っているのが本来の姿です。

なぜ子どもがネガティブなのか?


それは、大人がネガティブだからです。

これらの指示は
全て『あなた』が主語になっている
YOU(あなた)メッセージです。

「(あなたが)勉強しなさい!」
「(あなたが)勉強しないと、大人になれないよ!」

勉強しないとダメなことぐらい子どもは理解しています。
そもそも、勉強しなくても大人になれます。

決めつけて、自分の感情を押し付けてしまっているのは
大人ですよね。

では、どうすれば良いのでしょうか?

思い出してみてください。
子どもは本来どのような姿でしょうか?

子どもの本質を捉え、思考してみましょう。

子どもは、
『好奇心』
『探求心』
『創造性』
『想像力』
が豊かな、いわば
『アーティスト』です。

アーティストは、指示がなくても
アイデアや自分のやりた事を
自分の意志ですぐに意思決定できます。

ずばり、自分のしたい事を選択できる能力があります


では、どうでしょうか?

今まででは、
「~したくない」という行動や言動が

「~したい!」という行動や言動に変われば良いだけですよね?

つまり、
相手にまかせる機会を増やせば良いって事です。



気持ちを伝える方法




では
大人が子どもに言葉を掛ける時に
意識するべき事とは何でしょうか?

それは、

I(私)メッセージ

です。

先ほどの、YOUメッセージは主語に、YOU(あなた)が付く言葉でしたね。

Iメッセージは
その逆です。

主語にI(私)をつけるように話す事です。
そして、「私がこう感じている」ことを伝えるものです。

YOUメッセージでは、相手に有無も言わさず、
「こうしろ」という命令することでしたね。
そして、相手の自由を認めないという部分にネガティブ要素がありました。


例えば、
子どもが「勉強をしたくない」
と言った場合では、

子「勉強したくない」
あなた「そっか、勉強したくないんだね」(話を繰り返す事で、聞いているよと認識してもらう)

子「そう、なんだか勉強がしたくなくて元気がでないんだ」
あなた「勉強をしたくないと聞くと、『どうしたのかな?』って心配するわ」
   「どうしたのか話を聞かせてくれる?」

このように、Iメッセージで傾聴することによって、
子どもが自分の事を教えてくれるでしょう。

そして、これを持続する事によって、
子ども自身で自分の行動を選択します。

子「そうか、話を聞いてもらってなんだかスッキリしたよ」
 「勉強頑張ろう!って勇気もでてきた!」

というよな展開も生まれてくるかもしれませんね。





子どもと関わって知った事



僕は、子どもと全力で関わって
わかったことが1つあります。

それは、

『自分なりに考えて、なんとか乗り越えようとしている』
ことです。

大人にも悩みがあるように
子どもにも悩みくらいあります。

勉強の悩みだけではなく、
友達関係だったり、
ゲームの事だったり、色々あります。

しかし、
それを大人が「子どものくせに…」
と見下す事をすると

自分の問題を他人のせいに(責任転嫁)するようになってきます。

子ども同士の喧嘩でもそうです。

僕は喧嘩は止めません(暴力は除く)
自分の意見を出し、相手も自分の意見をぶつけ
本音でぶつかりあって
お互いに一生懸命考えてるのですから。

止める理由はどこにもありません。

僕の経験ですが、
子どもの喧嘩はいわば
ディベート大会のようなもの

大人は大人として、
相手の本音を上手に聞き取る事で
議論が加速し、互いで結果を出せるようになります。

何百回と現場で体験してきましたが
最後は「俺も○○って言いすぎてごめん」
「□□だって思ってたけど、違ったみたい」「ごめんね」
とお互いの意見を聞き納得して和解できています。

僕は変にまとめようとは、しません。

子どもたちの言葉でまとめて終了です。

人間は十人十色
みんな違ってみんな良いんです。

意見が食い違う事が必然なんです。

だけど、そういう考えもあるんだなって受容する事も大切なんです。

その受容する気持ちが大切なんです。

それを大人が、行動で示してあげましょう!

それでは!
また!!!!

子どもと遊びについて🎵