子どもの時の『夢』大人の時の『夢』



子どもの頃の『夢』と今の『夢』を比べてみる

想像とは違う現実


「大人って大変だね」
「子どもも大変だよ、毎日勉強しなきゃいけない」

子どもの頃、そう感じていた。

僕は、子どもの頃から
『大人』になるのが嫌で、『子ども』でいるのも嫌だった

当時、ゲーム機(スーファミ・ゲームボーイ)が家にあったが、
ゲームとカードくらいしか楽しみがなかった。

学校の先生も親も
怒ってばかりいて

『大人』は怒るのが仕事なんだと思っていた。

そして、親にはこういわれ続けた

「子どもは勉強が仕事なんだよ」

当時の僕は、『勉強』が嫌いだった
もちろん、好きな教科はあった
『算数』『数学』だ。
学年では中1の終わりまで誰にも負けた事がない

『僕は算数(数学)が得意だ』という自信だけが『好き』を維持していた。

しかし、他の教科は好きにはなれなかった

それは、『得意』ではなかったから…

誰にも認められない教科だったから
と言ったほうが正解かもしれない。

家庭では、
良い点数(100点)をとるのが当たり前
悪いと叱られる

僕は、叱られるのが嫌で
学校では、それなりに『勉強』をしていた

だけど、次第に『疲れ』てきた

それが、中1の終わり頃だった。


思春期の悩み


中2くらいから、女の子とも付き合うようになってきた。

勉強よりも、ゲームよりも
はるかに楽しかった。

『思春期』そして『青春』が訪れた

親と話す機会がはるかに減少していた

彼女とメールでのやりとりをするのが楽しくて
自分の部屋で携帯(ガラケー)をずっと触っていた

勉強にも疲れて家で勉強をすることもなくなった

『彼女』という存在は
自分を好きでいてくれる存在

唯一『僕』を『僕』で認めてくれる存在だった

それがたまらなく心地よかった。

『結婚』したい!
なんて事も、子どもながらに考えていた

そうするうちに
学校の成績がどんどん低くなっていった

もちろん
親にこっぴどく叱られた

当時の僕は叱られることにも『慣れ』ていた

母が口にするのは、
『承認』ではなく『否定』だけ

「携帯ばっかり使ってるから、こんな成績になるんだよ」

この言葉を聞いた瞬間

『思春期』の僕は、殺意を覚えた事は今でも忘れない

それくらい辛い言葉だった

当時の僕は
家族に寄り添ってもらいたかったんだと思う。

自分を見て欲しかったんだと、
過去を振り返る度にそう感じる。


解放された『青年期』


そんな僕も、なんとか高校に入学できた。

それはもう
中3の残りの半年は、死ぬ気で勉強をした。

それもこれも、『彼女』の存在が大きかったのかもしれないが…
何とか頑張れた

高校では、当時続けていた部活(バスケ)を
継続しようとは思っていなかった

だけど、そこはバスケで有名な高校だったから
同じクラスにいた友達に声をかけられた

この時の心境は今でも鮮明に覚えている

『誘ってくれてありがとう』

この気持ちのみだった

本当にうれしかった

そんなに上手くはなかったものの、『声をかけてもらった』
それがとても嬉しかった。

『仲間』との出会いだった

この『仲間』が僕の高校時代を大きく支えてくれた

このころから、『人間』が好きになっていった

だから、『人』と関わる仕事に就きたいと思ったのはこの頃からだった

そして、
大きな出会いがもう一つある

それは、高校からバイトを始め
そこで出会った『バイト仲間』と『大人』
との出会いだ。

バイトでは、たくさんの事を学んだ

そこは、中華料理屋だったので

『接客』はもちろん『皿の洗い方』

『キャベツ』と『白菜』の違いまで覚えた(笑)

それなりに『家事』はさせられていたので
皿くらいは洗えたが
『働く』というのが、こんなに大変で
こんなに『楽しい』と教えてくれたのは
バイト先の『仲間』と『大人たち』だった

このときから『大人』になりたいと思うようになった


『夢』と『希望』の解放


僕は、何か呪縛から解き放たれたように
人生が変わった。

『仕事』を楽しむようになったからだ。

そして、それが『生きがい』となり
自分の『人生』とまで言えるようになった。

それから、僕は『夢』をみるようになった

『保育士』になって
子どもたちと笑顔のあふれる世界を作りたい
と感じるようになったのだ

僕は、高校を卒業して
専門学校に入学した。

2年間色々な事もあったけど
卒業して『保育士』になることができた

そして、現在に至るまで
3か所の『子ども』に関わる事業で働いた(保育園含む)

僕は気付いた

『楽しい』と思いながら働く大人の少なさだ

そして、原因もわかった

『承認』の少なさだ

僕は、今
『世界一の保育士』という夢をもって生きている

世界の子どもたち、そして親を含むすべての大人を承認していこうと思う

僕たち大人は
『働くことの楽しさ』を子どもに伝えていかなくてはいけない

「どうして仕事してるの?」

この問いに、あなたなら何て答えますか?

僕はこう答えます。


「したいから(楽しいから)してるんだよ♪」


いつか、世界中のみんなが楽しく仕事をする世界が作れますように!

その為に僕は働き続けます。

「なぜ仕事をするの?」 ← こちらも是非読んでください♪