コモンセンスペアレンティング【自分自身をコントロールする教育法】その6

椅子に腰掛け腕組みしながらひと休みする婆ちゃん

自分自身をコントロールする教育法

-自分自身をコントロールする教育法-

 皆さんは『アンガーマネジメント』という言葉を聞いたことがありますか?
 簡単に言うと、怒りの感情をコントロールする事です。
 科学的には『怒り』をコントロールする事は不可能とも言われていたりしますが、
 重要なのは、自分がどのくらいで『怒りの感情』になるかを知る事。
 『自分を知る事』が大切です。
 
 この『アンガーマネジメント』の中には、
 人間の怒りは6秒たてばピークは過ぎるという考え方もあったりします。
 また、梱包用のプチプチを潰しまくるなど、方法がたくさん紹介されています。
 筆者も何冊か本で読んだことがありましたが、結局『怒り』をコントロールする
 なんて方法は一つも載っていませんでした。

 それは、怒りをコントロールするのではなくて、
 『落ち着く方法』を知るという事だったのです。
 怒った時、どのように落ち着きをとりもどすか
 =怒りのコントロールとなっているようです。
 
 すなわち、『自分自身をコントロール』するということになります。
 ここでは、どのように自分をコントロールできるのか
 どうして自分をコントロールしなくてはいけないのかをご紹介していきます。

自分自身をコントロールする

 『自分自身をコントロールする教育法』は、子どもの興奮が高まり、
 継続的な反抗に対する『親』の落ち着いた対応です。それによって大切な事を
 教え始めることができます。

 子どもに伝えるという事は、自分自身(大人)ができていなくてはいけません。
 豆腐の作り方を知らない者は豆腐の作り方を教える事はできません。
 
 しかし、あなたは自分自身を落ち着かせる方法を知っています。
 私が行っている、自分自身をコントロールする方法は『呼吸』です。
 よく、怒りのコントロールをするためには、『深呼吸』と言われていますが
 しっかりとした根拠があります。
 『呼吸』は落ち着きを取り戻すだけではなく、
 『自分』を高めてくれる効果もあります。
 マインドフルネスや『瞑想』などすべては呼吸です。
 
 私が、行っている呼吸法は、
 4秒で吸って4秒で吐くというモノです。
 人間の平均的な呼吸は1分間で10~12回と言われています。
 これを6~8回にできるように意識します。
 また、心拍数は115~145をキープするとより効果的だとも言われています。

 呼吸もそうですが、『瞑想』も行っています。
 瞑想時は、4秒吸って4秒呼吸を止めます、
 そして4秒で吐いて、4秒呼吸を止めます。
 この時、自分の呼吸に意識を向けておくだけでOKです。

 これを行う事により、『ポジティブ』な『マインド』を習得できます。

落ち着きを取り戻すプラン

 しかし、人によって自分をコントロールする方法は様々です。
 繰り返しお伝えしていますが、『自分』を知ることから『育み』は始まります。
 自分自身が、どのタイミングで怒りを表出してしまうのか、
 そのサインは何か、など自分の体の変化を知ることが重要です。
 
 私の場合は、『拳に力が入る』ことだったり、『相手を引き下げてしまう』という
 サインが出てきます。
 しかし、その場合の対処方法
 『自分自身をコントロールする方法』を私は知っています。
 それが、先ほど説明したような『呼吸』です。

3つの要素
 ・どんな時に怒りが爆発するのか
 ・怒りのサインは何か
 ・怒った時に代わりの行動は何ができるか

 この要素を知っておくことで、落ち着きの為のプランを立てる事ができます。

.どんな時に怒りが爆発するのか
 私たちを苛立たせるものが何かを知る事は、子どもの問題行動に対して
 落ち着いて対応する最初のステップです。
 多くは、子どもたちの言葉や動作で怒りのスイッチが入ります。
 私の場合は、叩かれたり蹴られたりするとスイッチが入りそうになります…。
 
.怒りのサインは何か
 私たちは、怒り始めると体に何かしらの変化が起きます。
 それは、顔が赤くなったり、顔が強張ったりする事があると思います。
 そのサインの段階で、落ち着く方法を実践できるとしたら
 『自分自身をコントロールできる』という事になります。

.怒った時に代わりの行動は何ができるか
 ここでは、落ち着きを保つ具体的な方法を決めておきます。
 例えば、失恋を体験した時に『髪の毛を切りに行く』なんてことは
 聞いたことがあるかと思います。
 それか、実際にやったことがある人もいるのではないでしょうか?
 しかし、その方法だと、すぐに実践できません。
 時間とコスト(お金)がかかります…
 なので、すぐに実行できるプランを用意しておくことが重要です。

自分自身をコントロールする教育法をいつ用いるか

 まず、前提として『自分自身をコントロールする教育法』は極力使わない事が
 理想的という事を知っておいてください。
 なぜならば、この方法は『問題行動』がすぐに解決できない時に行う方法だからです。
 できれば、問題行動が起きる前に、『予防的教育法』で練習し、
 ネガティブな行動を防ぎたいものです。
 また、行動が起きる前の状況にも目を向け、知ることも重要である
 ということも知っておいてください。
 
 しかし、どうしてもこの方法を使わなくてはいけない状況がある事も
 あなたは知っています。
 それは、問題行動が起きた後、継続的な反抗が見られていた場合です。
 その際は、まず自分が落ち着いているか確認してください。
 そして、周りに危険なモノがないか確認しましょう。
 もしこれが逆だった場合、危険を見逃すきっかけになっていしまいます。
 それから、子どもを見守りましょう。

 お互いが落ち着いた時を確認したい場合は、
 子どもに『簡単な指示』を出す事でわかります。
 例えば、『名前を呼び、近くに来てもらう』などです。
 もし、その指示が実行できたのであれば、
 それは『落ち着いている』目安になります。
 指示が通らない場合は、継続して見守りましょう。
 ※年齢+1分のタイムアウトが適応とされています。


 
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 『継続は力なり』という言葉があります。
 これは、継続することによって成果が得られるという意味です。
 子育ても同じで、『子どもへの教育』というものは、
 一朝一夕で叶う事はありません。
 ですから、根気強く、一貫性をもって取り組んでください。
 そうすれば、子どもたちはあなたの期待に応えてくれます。
 だから、あなたも子どもたちの成功を信じて期待し続けましょう♪

ノートパソコンで仕事したらコーヒーとお菓子でブレイクタイム

コモンセンスペアレンティングを振り返る

-最後のまとめ-

 コモンセンスペアレンティングは、以上の内容が実践課程の主な内容になっています。
 どうですか?興味を持たれた方は是非、講習に行かれてみては?
私が参加した時の感想としましては、とにかく楽しく学べました!
 参加者主体で実践的な講習がメインでした。
 ファシリテーターの方はとにかく『承認』しまくる方で、
 参加者側が『ワクワク』しながら学べる雰囲気を作ってくださっていました。
 そしてなによりも、実際に子どもと関わって
 コモンセンスペアレンティングを使用することにより、
 子どもとの関わりがよりスムーズに、前向きに変化しました。
 今では、無意識で対応くらいとなっていますが、
 日々を振り返っても、ポジティブな言葉しか使っていない事に気付きます。
 
 人間は意識と周りの環境で変れます。
 まずは、『やってみよう』という一歩から始まります。
 皆さんも、思い切って行動してみませんか?
 あなたのその勇気が子どもたちの笑顔になります。

 すべてがコモンセンスペアレンティングで解決するとまでは言いませんが
 子育てのヒントにはなるはずです。
 実際に私はかなり、子どもたちとの関わりに変化がでています。
 この機会に、是非学んでみる勇気を!
 あなたならできます!

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